積ん読だった「本を読む本」を何気に読み出したら思いの外ページが進んだので、勢いでエントリー。
息子が「かいけつゾロリ」シリーズにはまっていて、読書中の会話を嫌がるくらい(笑)「本を読む」ことを始めたので、親的にはどうやって読書を教えるか考えあぐねていたところだったので、ラッキーだったと思っている。
何を読むにしろ、本を読むことが自分にとって楽しいこと、メリットがあることだと説明はできても、実際にさせることはすごく難しいと考えていたから。
だから、ちょっと早いかなと思ったけど、図書館に連れて行った。本がたくさんある場所があって、大事に読む約束を守りさえすればお金をかけずに一時的におまえの手元におけるんだということを体験させれば、読書体験に何かしらのプラスにはなるかなと思って。
ゾロリシリーズの未読を見つけて図書館がいたく気に入った様子だけど、間もなく蔵書分は読み切ってしまいそうな勢い。時々買い与えてはいるけど、その日で読んじゃうしなあ。同じ本を何度も読んでくれるのはありがたいけど。
私自身も小学生のころは貸し出しカードの枚数を増やしたいがために図書室からよく本を借りて読んでいたので、同じようにやってもらってあわよくばもっとおもしろいものを見つけてくれるまでになってくれたらラッキーかなくらいに思ってる。
その当時読んでいたのはフィクションがほとんどだったと記憶しているけど、大人になってから買ったり読んだりしてるのはもっぱら技術書やビジネス書。読む時間を縛られたくないがために本をお金出して買うんだけど、買ったら買ったで安心して積んでおくという悪循環からなかなか抜け出せないでいる(汗)
冒頭の「本を読む本」をざっくり眺めた限りでは、大学のときに習った論考を書くときの文献のあたり方にだいたい近いと思っていて、「目次や参考文献から何が書かれているか分類する」、「わからない単語が出てきても強引に読み進める」、「1つのテーマに関連した“複数の”書籍・文献に目を通す」、「難解な本を理解するのは自身をそのレベルまで引き上げようとする行為である」とか、そういうので1つの本になってるのすごいなーと思いながら読み進めてる。そういうことを教えてくれた先生(もういないけど)ありがたいなーと思ったり。
原著出たのが1940年(!)なんだけど、書かれてることが色あせてない分、人間って進歩してねーとか。
大人になればある程度知恵もついてきて、最小のコストで最大の効果を狙ったりするわけだけど、そもそも「自分にとって読むべき本」ってみんなどうやって探してるんかなーってのがふつふつとわいてきた。
私の場合は、twitterながめてたり、faceboookのニュースフィードをダラ見してたり、RSS消化してるうちに誰かがいいよっていってる本とか読むべき本のまとめみたいなエントリーからAmazonのほしいものリストに入れたり、メディアマーカーのリストに登録したりしてる。実際に購入するものもあれば、やっぱいらねってリストから消したりする。どちらもリストが膨れる一方でなかなか消化しきれないけども。身近な人から勧められたり、広告うたれてたりするものもリストにいれたりするけど、ネットから教えてもらったものの方が圧倒的に多い感じです。
実際に買う資金も限られてるし、物理的に置いておく場所も限られてるし、図書館や書店で内容を吟味する時間も十分ではないのである程度割り切るしかないのだけど、貧乏性なのでできるだけベターな選択はしたい(汗)
書店に出向いて実物を手にとってパラパラめくってっていう出会い方もなくはないけど(むしろそれが書店が存在する意義だと思ってるけど)、頻繁に行く人でないと、そういうセレンディピティにめぐりあえる確率も低いだろうし。
自分にないものを補填するわけだから、定石とか定番がそもそもあるんかっていうのもあるんだけど、その分野でこれは読んどけってのも言い伝えられてるわけで。
本選びに王道があるのか、もしくは「私はこうしてる」っていう人がいたら参考にさせてもらいたいです。
追記 2012/07/19 0:53
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