Amazonのジェフ・ベゾスCEOがワシントン・ポストを買収

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「アマゾンのジェフ・ベゾスがアメリカの新聞社、ワシントン・ポストを買収」のニュースが話題になってますね。最初、アマゾンがワシントン・ポストを買収?と脊髄反射したんですが、ジェフ・ベゾスが個人で買ったんですね。

関連の記事を読んでいくと、ワシントン・ポストのドナルド・グラハム会長とは古い友人だったりとか、ワシントン・ポストの経営状況は新聞社でありながら、実際は新聞部門が赤字だったりとなかなか興味深い背景が見えてきて楽しいです。


Amazonのジェフ・ベゾスCEOがワシントン・ポストを約250億円で買収 – GIGAZINE
ジェフ・ベゾス、ワシントンポスト紙をポケットマネー2.5億ドルで買収―その中味を検討する | TechCrunch Japan
コラム:ワシントンポストがNYタイムズに示す道筋 | Reuters
米アマゾンCEO、ワシントン・ポスト紙を買収  :日本経済新聞

こちらの記事が買収の背景、ワシントン・ポストの現状など興味深く読みました。

アマゾンのジェフ・ベゾスに買収されるワシントンポストとは? – Market Hack
アマゾンのジェフ・ベゾスがワシントン・ポスト紙を買ったから椅子から転げ落ちた—Jeff Bezos buys WaPo | Books and the City

この件についての考察はすでに優れたエントリーがたくさんあるのでそちらに譲るとして、次に打ってくる手として私が予想するのは、

kindleで購読モデルのビジネス破壊

です。「紙」ではなく「ニュース」に価値があると考えているからこその買収ではないのかなと。加えて、新規にメディアを立ち上げるのではなく、そうしようと思えばそれなりの資金力はあるのに赤字の新聞部門に手を出したのは「ブランド」が欲しかったのだと思います。

ワシントン・ポストというブランドを踏み台にして、紙からkindleへ購読モデルを変革する大いなる試み、だとこの時点では予想しておきたいと思います。

新聞社がバタバタと倒産しているアメリカと現在の日本の新聞業界では、生き残るための試行錯誤への覚悟のレベルが全然違うなーという印象。

個人で買ったというところが若干気になりますが、ジェフ・ベゾスのチャレンジが日本の新聞業界にもいい刺激を与えてくれますように。

[追記]2013/08/08 8:33
一晩おいてふと気づいたけど、「個人で買った」って自分で書いてるんだから、アマゾン関係ないじゃん→だったら購読モデルの変革はkindleじゃないよね…

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