すでに優れた書評や感想がたくさん書かれているので、ここに書くときの参考に読んでいたらそれだけでおなかいっぱいだが、それでも書くことに意味があると思うので思うところを。
コンサルの人だからなのか、この人の文章を読むとどうもその気にさせられてしまう。
今度もやっぱり「梅田節」。古い業界で働く私にもエールとして受け取れた。
何かやらなくちゃと読んでいる間や読んだ後で気ばかり焦るのだが、冷静に見渡してみると、何かがすぐに劇的に変わるわけではないことにもすぐに気づく。ネットでもリアルでも。
「生きるために水を飲むような読書」
「正しいときに正しい場所にいる」
「30歳から45歳という大切な時期を無自覚に過ごすな」
なんて、くすぐったいところをつつかれまくったけど、
結局、いま自分がいるところは、自分がそこにいることを選択したから。
いまの自分は過去の積み重ねの結果だから。
いまの境遇には不満もあるといえばあるし、ないといえばないし。
目標がないから判断もできなかったんだろう。
「ウェブ進化論」のときにはそんなものかと流したが、ブログを書き出した今はあの本に書かれていたことがよくわかる。
やると決めたら高速道路へ乗っかっていけるところまで行くまでだ。
どのみち今の業界ももうこれまでのような商売はできないだろうし。
「自分はもしかしたら○○なんじゃないか」の○○が気になる人にはおすすめできる。
気にならない人はすでに「好きを貫いて」生きている人なんじゃないか。
著名なお二人が対照的な書評を書いているのもあわせてどうぞ。