“囲いを省略すると終盤で守りに多くの手数をかけることになる”

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対局しているときの考え方・方針・感覚みたいなことを身につけたいと思い、『上達するヒント』(羽生善治, 2015)を最近読んでいます。

上達するヒント (最強将棋レクチャーブックス(3))
上達するヒント (最強将棋レクチャーブックス(3))

「第7章 玉の安全度について―囲いの強さ、囲うタイミング」を読んだところでした。

対抗形で先手振り飛車、後手居飛車で7筋を突破され、両者が囲いに手を掛けずに攻め合い、守りに多くの手数をかけたにもかかわらず先手が負けてしまった棋譜が解説されているところ。級位者あるあるです。

私も相手に攻められていると思って反撃を焦り、囲いをおろそかにしていることがよくあったので、そうだよねーわかっちゃいるんだけどねーくらいに思いながら読み進めてました。

その後に指した将棋ウォーズで、まさに羽生先生が書かれてたとおりの対局になったので、感動のあまりこの記事を書いている次第。

私が先手中飛車、お相手が居飛車棒銀。先にと金作られたり、交換した飛車を打ち込まれたりして攻められてました。ですが、序盤でより安全な場所まで玉を移動していたことが奏功して、カナ駒で守ってなんでもなく。自玉が大丈夫だろうと判断したところでこちらも飛車を打ち込んでいきながら攻めに集中して勝つことができました。お相手は中盤あたりまで居玉のまま。
こちらもきちんと囲えてはいなかったけど、相手より守れていたことがその後の反撃につながりました。

ちょっと勉強した級位者が、覚えた手筋を駆使して勝てたねーっていう対局でした。
大会でもこんな感じで指せたらいいんですけどね。

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