ふらっとよってみたTSUTAYAでたまたま見かけたので購入。
とりあえず、メニューはこうなっております。
- とうとう海外大メディアの「東京支局撤退」が始まった/上杉隆
- 「早期解散を」の社説の裏でソロバンをはじく新聞・テレビの総選挙ビジネス/武富薫と本誌政界特捜班
- ネットユーザーたちが暴き始めた「客観報道」というまやかし/佐々木俊尚
- 新聞業界最大のタブー 部数水増しの「押し紙ビジネス」がいよいよ崩壊する/黒薮哲哉
- 権力の介入を唯々諾々と受け入れる新聞・テレビはジャーナリズム失格だ/田島泰彦
- 矢野絢也(元公明党委員長)を直撃!「創価学会の言論弾圧に沈黙するメディア」
- 最近、朝日がますますつまらなくなった/本誌編集部
- ネットでネタを探し、誤訳、誤報をタレ流す「エリート特派員」の怠惰な毎日/高濱賛
- ゴルフ、カラオケ、マージャン、果ては「お酌広報」まで 権力と記者“ズブズブの関係”/松田光世
まず「朝日がつまらなくなった」っていってる時点で「あら、(ほんとは)朝日を応援してるのね」って読めてしまうなあ。ジャーナリズムが腐ってると思ってるなら、血を見る覚悟で批判しないと逆に応援されてるんだーって誤解してうけとられちゃうかもよ。
特集読んで感じたのが「業界ネタやってみましたー」的なもの。「新聞たたけばとりあえず買ってくれるでしょ」みたいな。
これまで雑誌でも書籍でもいろんな新聞批判あったんだし、雑誌なら共倒れも辞さないみたいな覚悟でやらないと、もう新聞社はおろか、読者もさほど釣られないんじゃないかなあ。
「総選挙ビジネス」みたいなネタは、ニュースを読むときにおさえておくポイントにもなるので、これはいいと思う。なぜ解散の日程ばかり大々的に流すのかって、これに限らず他の記事でもそれなりに理由があっての紙面になってるんだろうね。そういう判断材料を提供しているのは大事。また、そういう判断材料を持たずにマスメディアの情報をうのみにするのはすごく危険だと思う。
新聞批判の口火を切ったのが、
週刊ダイヤモンド – 2007/09/18発売号 特集「新聞没落」 – 雑誌のFujisan.co.jp
なんだけど、こっちはジャーナリズム批判よりは、経営状況とかビジネスモデルについて突っ込んでいたところがすごくリアルに感じたな。
こういうの好きな人が読めばいいかな。
ジャーナリズム批判でやり合うのは正直どっちもどっちな気がする。
#「大反響 第2弾 また出た!『変な給食』」って記事もあったけど、ぜんぜんヘンだと思えなかったのは私だけだろうか…