11/10にNHKスペシャルで「デジタルネイティブ」が放映されたのでメモ。
NHKの取材力ってやっぱすごい。ほんとに海外までおっかけて取材しちゃうもんなあ。
番組自体は私の期待が大きすぎて、ぼちぼちというところでした。
マスコミがネットを扱うとどうしても異端扱いっぽく見えるのはそろそろどうにかならないものか。毎日新聞の『ネット君臨』よりは向き合うスタンスはいいとして、人やライフスタイルの紹介にとどまらずにネットの本質を探ってほしかったなあ。ティム・バーナーズ・リーにインタビューすればよかったのに。HTTP万歳。
「現実とネット 区別しない」「情報は“無料”と考える」「年齢・肩書き・所属 重視しない」という傾向を取材したデジタルネイティブたちにみたということなんですが、まあ、画面を通じて人とコミュニケーションするわけですから、リアルと違うのは当たり前なわけで。リアルとネットで分けることに抵抗を感じない人たち、とも置き換えられる。「合コン」と「オフ会」って結局同じだなあ。
それから、言葉の問題もあるな。英語できたらまたいろいろみえてくるものがあるんだろうなとは放送見ててずっと思ってた。
水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 – My Life Between Silicon Valley and Japan
「英語の世紀」ってあながちそんなに遠い未来ではないのかもしれない。英語の方が使えるじゃんってわかった人からどんどんそっちに流れていっても不自然ではないよね、このご時世。
はてなのオフィスが見たい人にもおすすめw
会議や個人面談まで音声で公開する場面を会社の上の人たちにみてもらいたいけど、なんでそんなことしてるかって背景がちゃんと伝わるかな。
印象に残ったシーン。
「大切なのは何を話すか」
「情報を選ぶのは受け取る側であって出す側ではない」