週刊文春で「私の読書日記」っていう連載があって、立花隆、鹿島茂、池澤夏樹、山崎努、酒井順子が交代で短めの書評書いてるそうで。
文春とかなかなか手に取る機会ないんですが、立花隆が沖縄関連の本をいくつか紹介してるのをたまたま知って、わりと興味深いラインナップだったので、備忘録もかねてのエントリーです。
いつの文春なのかが不明なのですが、直近の立花隆の回は「文藝春秋|雑誌|週刊文春_111110」っぽいです。(違ってたらごめんなさい)
amazonへのリンクはアフィリエイトになってますのであしからず。(っていうか新品ほとんど売ってないし…)
amazonにない本なんかもあったりして新しいのも古いのもいろいろウォッチしてるんだなーという印象です。
「米軍基地を合法的に“観光”するときどこにいけばいいか」が書かれている本(笑)
発売前にはまるごとPDFダウンロードとかやってたっけ。
“いろんな意味で”“力作”ですね。沖縄戦当時の日々の状況を現代に再現したら、というのを形にした新聞です。新規購入なら琉球新報 商品検索へ。
丸善&ジュンク堂書店 『沖縄戦』
米軍から見た沖縄戦の公式記録。
個人名が沢山出てくるリアルな記録。
らしい。
沖縄のメディアからは袋叩きにされたというが、現実政治は、このような本音のオキナワ論がもっともっと出てこないと動かないだろう。
と評された沖縄の保守派知識人による議論。名前だけは知ってるけど、見ておかないとなー。ひるぎ社なので濃い赤の表紙だはず。立花さん、空港の土産物店で購入されたそうです。
沖縄がそのときどきの歴史的因縁から、ある時は中国、ある時は日本、ある時はアメリカと強国との関係を切り替え切り替えしながらしぶとく生き抜いてきた土地柄なのだということがよくわかる。
「大和世(ヤマトユー)」「アメリカ世(アメリカユー)」という言葉がありますが、その背景が感じてもらえるってことかな。
あと、どうしても検索できなかった平和祈念資料館の『平和への証言 体験者が語る戦争』もあげられてて、
この記録を読まないと沖縄戦を知ったことにならない。
とも書かれてます。
こうやってみると、やっぱり“沖縄戦”とか“基地”というキーワードにまとめることができてしまうのが、わかりやすいというか悲しいというか。立花隆でもこういう見方なんだなー。復帰して40年(も?)経ったのだから新しいカタチの議論があってもいいはず、というか古きを温めつつ新しい見方を提示できていないのは戦後世代の無作為(?)の怠慢だよね…