『【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編』

5.0
この記事は約2分で読めます。

3連休の中日、序盤の勉強しようと思ってとりあえずめくり始めたら、級位者の私でも無理なく読み進めることができました。

中飛車>石田流>角交換振り飛車>ノーマル振り飛車>その他振り飛車のボリューム感で、振り飛車序盤の各戦法の最新形や歴史を整理した棋書です。

棋書といっても符号がほとんど出てきませんし、複雑な変化も出てきません。並べなくても読める棋書でした。

第1部「序盤の基礎知識」、第2部「歴史を振り返る」と始まり、「序盤とは」といった基礎知識の整理から、振り飛車対居飛車の歴史を概観します。残り半分以上のページを割いて、第3部は「各戦法の解説」。ゴキゲン中飛車、先手中飛車、石田流、角交換系振り飛車、ノーマル振り飛車の序盤知識を整理されています。

私は中飛車を指すことが多いので、ゴキゲン中飛車・先手中飛車の序盤について網羅的に整理していただいているのがよかったです。

例えば、ゴキゲン中飛車だと、「丸山ワクチン」「超速37銀」「居飛車穴熊」「58金右急戦」「千鳥銀」の対応がまとまっていました。序盤で対応の仕方知らずに致命的なミスしてずっと苦しい対局になるより、居飛車側の序盤を知ってれば時間を使わされなくて済むし、対応の仕方を知りながら自分も方針をもって指せるほうが精神衛生上いいですよね。

2018年初版ですが、級位者にはぜんぜん古くないし、知識を持っておくことはマイナスではないです。次は『将棋・序盤完全ガイド 相振り飛車編』に着手しようと思います。

タイトルとURLをコピーしました