前著「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」に続く本ですが、ひろゆき節炸裂してます。
タイトルに釣られた人が本書を手にする理由で多そうなのが2ちゃんねる譲渡の真相だと思うんですが、
最初の方にさらっと書かれてるだけですよー それメインに買うと失敗しますよー
この人の本を読むといつも思うのが「物言い」と「言っている内容」が釣り合ってる必要は必ずしもないよねということ。
人をバカにしたような言い方、揚げ足をとるような物言いって否定的にとられがちだけど、言っていることの内容が正しいかどうかがまずは一番重要なんじゃないかと。
冒頭に書いたように、やはり読む人によってはぱっと見、カチンとくるような書き方がされていると思われるかもしれないけど、ひろゆきがいっていることはそれなりにまともだなと思います。ビジネス論しかり、マスコミ論しかり。
リアルビジネスでも、ネットビジネスでも、うまくいかないときはやはりどこかに問題があるんだよね。
それを感情を抜きにして正面からロジックで突き詰めていかないと、いつまでたっても原因と「正しい」対処法が見つからない。
テレビも新聞もあまり見てなさそう(これは私の勝手な推測)だけど、ひろゆきのメディア論ってなかなか的を射ていると思うなあ。
しかも、へんにジャーナリズムとか正義ぶったところがないぶん、平易に、しかしとても重要なことを投げかけています。
ひろゆきが嫌いでなければ、なかなか読ませる内容になってると思いますよん。
《目次》
「好きなチャンネル」「嫌いなチャンネル」に関するアンケート
第1章 2ちゃんねる譲渡
第2章 大いなる勘違い
第3章 ネットと広告
第4章 テレビはもう、死んでいる
対談 土屋敏男 x ひろゆき
第5章 ルーツ・オブ・ひろゆき
毎度おなじみ、あとがきの時間です