10月の赤旗名人戦沖縄県大会から2カ月ぶりに、「第14回年末将棋大会」(日本将棋連盟沖縄県支部連合会主催)にC級で参加してきました。
※沖縄県内の大会は棋力の高い順にS級、A級、B級、C級、D級の5クラスが設定されていることが多く、全国大会への派遣がかかっている大会には県代表選抜クラスが設定されます。
「参加してきた」とはいえ、実際には参加者が多かったら出ないつもりでした(汗)。年末にむけて繁忙期となっており、あまり将棋にかける時間が少なかったこともあって。午前中にK先生に稽古つけてもらったこともあって、出ないで帰るのは申し訳ないなと気持ちを切り替えて出てみました。C級だけはちょっと増えてましたね。
今回は、最強戦8名、S級24名、A級8名、B級31名、C級31名、D級23名の計125名が参加されました。
予選1局目。小学生男子。このあとの対局全部小学生が相手でした。
棋力はわかりませんが、初めて当たる子。サークルや道場ではなく学童で普段は将棋指してるっていってました。
私が先手中飛車で出だしが相中飛車に。5筋の位をとっていましたが後手が二枚銀で迎え撃つ態勢ができたところで△5四歩と早めに開戦してきました。
▲同歩△同銀左▲5五歩△6五銀▲同銀△同歩▲5四銀△同銀▲同歩と5四に拠点つくることができたのがよかったと思います。△3四角△2四角とあがって飛車先を止めにかかりますが▲5三銀で飛車金両取り。△同金▲同歩成と攻めが続きますが、△5七歩と飛車先止められた直後に指した▲4二金が緩手でした。相手の飛車はとれたものの渡す必要のないカナ駒を渡してしまってました。
その後、後手優勢まで形勢を悪くしてしまうものの、▲4四角△3三銀▲5七飛△同角成▲5五飛で攻防に打った馬取りの飛車から逃げてくれたところから再び盛り返し(飛車2個もってるから1個あげちゃってもいいやと思ってました)。▲5三角成△3二玉▲6五飛△5六馬と飛車を取りにきたところで▲6一飛成でだいぶよくなったと思います。△4二銀と受けてきますが▲3二金で受けなしにできたかなと。△2二に逃げてたらこちらも間違えたかもしれませんが△同銀ととってくれたので▲同龍で詰みに討ち取ることができました。
53手目の尻金は、前回参加した赤旗名人戦のときに似たような局面があったんですが、詰ませ方間違えて逆転負けしたのを思い出せてよかったです。
2局目。今度は後手番になりました。こちらは対局後に聞いたら宜野湾道場に通っている子でした。簡単には勝たせてくれないわけだ。
居飛車vsゴキゲン中飛車の対抗形に。しかも小学生らしからぬ、囲いを優先してじっくり戦おうとする子でした。角道を開けてきたところで角交換し、人生初のリアル王手飛車を決め、序盤で大きくリードをうばいます。ふつうはそのまま形勢維持して勝てます。だけど、ここからがおじさんと子どもの将棋のこわいところ。
玉のコビンを攻められ、逆に王手馬取りをくらったり。その後もなんとか優勢を保っていましたが、徐々に評価値が逆転する展開に。
龍をつくられて攻められているところで、相手玉の右側が壁になっていたので角の利きを残しておきたさが強くて受け間違えてました。なんとかしのぎつつ、↓の局面までもってくることができたのですが。
こちらは△8九馬と桂馬をとったら即詰みに討ち取れるのが見えすぎて、次に少年が打った手をしっかり見ていませんでした。その手は▲4七金。開き王手でした。次に自信満々に桂馬をとったところで少年が自玉を取ってきたときには頭真っ白でした。またもやらかしました、王手放置。合駒していればわからなかった対局を自分のミスで落としてしまいました。
1勝1敗同士の次の対局ではこれまでにも何度かあたったことがある5級の小学生女子にたいした見せ場もなく負けてしまい、今年最後の大会は予選敗退で終わりました。普通に指したつもりですが、王手放置の影響があったのでしょう(ということにしたい)。
2局目終わった直後は、その前あたりで呼吸がちゃんとできていなかったんでしょうね。頭も体もほわーっと熱くなってて、次は大事な局面では深呼吸して息を整えることを忘れないようにしたいです。
2019年の将棋は終わりましたが、出るたびに毎回、反省点と課題を教えてくれるリアル大会のよさを実感できた場でありました。
棋譜をとっていただいたzu様、大会運営いただいた連合会スタッフの皆様ありがとうございました。
年明けの新春将棋大会には正月休みで勉強してのぞみたいと思います。