『ネット君臨』

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出たばかりのときに買っておいてはあったけど、なかなか手をつける気がおきずにいて、やっと一通り目を通すことができた。
「毎日デイリーニューズ」の一件の前にきちんと読めていたなら、別の評価もできたかもしれないけど、すでに遅かった。後味の悪い読後感。



先入観をできるだけ持たないように読もうとすればするほど、大きくなる違和感。
「おまえがいうな」って心の中で何回つぶやいたことか。

「匿名での情報発信なんてもってのほか」(ということにしたい)
「2ちゃんねるは悪の巣窟」(ということにしたい)
「識者の見解はもちろん、市井の方々のコメントもきちんと拾ってるので偏った見方ではないですよ」(ということにしたい)
みたいな、ネットをこうとらえてほしいというような思想がありありと伝わってきますよ。

ネットの出現が既存メディアの存在を脅かしているのは事実としてあるんだけど、ハリネズミみたいにトゲトゲしてると本質を見誤ってしまいませんか?

アマゾンのコメント欄もひどいことに…

目次
第1章 失われていくもの
第2章 IT立国の底流
第3章 近未来の風景
第4章 私の提言
第5章 ネットからの反響

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