赤旗名人戦の沖縄県大会に参加してきました。会場はいつもの通り沖縄市立中央公民館です。
今回の参加者数は下表のとおりでしたが、直近の大会からC級・D級の参加者が減っているように感じます。以前は正午すぎから子ども達が親御さんに連れられてぞろぞろ集まってきてたんですが、他の行事と重なりましたかね。私自身は昇級のチャンスではあるのですが、底辺拡大の点からすると原因はしっかり踏まえておいたほうがいいような。
代表選抜 | 23 |
S級 | 16 |
A級 | 13 |
B級 | 30 |
C級 | 19 |
D級 | 19 |
計 | 120 |
いつものとおり、午後からC級にチャレンジです。
最近は、私の棋譜を取ってくれる棋友さんの棋譜をとるためと、有段者の将棋を眺めるために午前から会場にいたりしています。だけど、これまで最後までまともに棋譜とれたことがないんですよね。そばからみてると普通にやればできそうな気がするのですが、これがきちんとやろうとするとなかなか難しいのです。
この大会では、先日、タイトル獲得最年長記録を大幅更新した木村先生の扇子であやかろうと思ったのですが私の実力不足を補ってもらうことはできませんでした…
結果から先に書くと2連敗で予選敗退だったのですが、無理攻めで失敗した対局やら詰み逃しがあったりやらで日頃の不勉強が祟った大会でした…
予選1局目。知人の息子さんとまさかの1発目。正直やりにくかったですが、子どもはそんなこと関係ないのでこちらも淡々と指せるよう望みました。
しかし、普段通り指せばいいものをよからぬ考えが頭をもたげてしまうのを諫められないんですなあ。
先手中飛車vs居飛車。観戦していた方からも55角がよくないと指摘があり、この後も飛車のコビン狙いは残しておこうと46角としたのですが、素直に66とか77にひけばよかったと対局相手にも指摘されて、感想戦でも完敗だったのでした。浅はかでした…
中央から突破を図ろうとやけくそに攻めるも、攻めが切れてしまい、端攻めに切り替えたのですが時すでに遅しでした。重ねた駒得を遺憾なく発揮されました。淡々と指していたのは相手の方でした。
予選2局目。お相手は小学2~3年生くらいかな。間違ってたらすみません。
後手番になりましたが、ここも居飛車vsゴキゲン中飛車に。
序盤から押され気味でしたが、相手が69金とした緩手を見逃し、75銀としてしまったのでした…
69金のあとは、「△同龍▲同玉△68金で3手詰めありましたよ」と観戦していた方から終局直後に教えてもらい茫然となりました。気付いた時点で私の脳内に直接語りかけてほしかったですよ。
そのあとは定番の美濃崩しをくらって終局。3人の予選グループだったので、1勝でもできたら決勝トーナメントいけたかもしれないのに。逃がした魚は大きい。
評価値みても終盤逆転するチャンスがあったのですが、詰みを見逃したうえに稚拙な受けでは勝てるものも勝てませんね。連敗であえなく予選敗退となったのでした。
その後、予選2局目に当たった子は決勝トーナメントに進めたようですが、たまたま投了する場面を見かけました。対局が終わり駒を並べなおして一礼した後、お母さんに抱きついて悔し涙を流しているのをじっと眺めてました。
大人だから泣かないですけど、負けて悔しくなかったらその先の景色を見ることはできないんだよな、とあらためて感じた次第。
大会では子どもたちの振る舞いにいつも学ばされます。
強くなりたかったらひたむきに取り組むほかに方法はないんですよね…